広告運用で絵文字が持つ効果を生かすポイントと注意点

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

Yahoo!ディスプレイ広告が、広告表現の幅を拡充するため「絵文字」の入稿に対応しました。

【ディスプレイ広告】絵文字の入稿対応と利用可能な記号の追加等について|LINEヤフー for Business

利用可能な「記号」も追加されています。

絵文字を使用すると視覚的な変化が生まれてユーザーの目を留めやすくなるだけでなく、テキストだけでは伝わりにくい感情のニュアンスを補ってくれる効果も期待できます。

たとえば「応援しています」より「応援しています?」としたほうがポジティブでワクワク感が増すなど、言葉だけでは表現しきれない雰囲気をプラスする手段になるわけです。

親近感やフレンドリーさを演出できるのが絵文字ですが、安易に使えばいいというわけではありません。間違った使い方をすると「余計なノイズ」になる可能性があります。

絵文字は一見ポジティブに思えても、特定の国や地域、コミュニティでは「不快な意味」として捉えられる場合もあるのです。文脈と合わないと誤解を招くわけですが、文化的背景を理解せずに使用すると逆効果となります。

また、テキストと混在した際に絵文字が多すぎると読みづらくなることがあるので注意が必要です。絵文字の多用により重要なメッセージが埋もれることも。また、プラットフォームやOSによって絵文字のデザインが微妙に異なるため、意図したイメージが伝わりにくい場合もあります。

そんな絵文字を活用するときのポイントです。

まず、ブランドイメージとの整合性を考えましょう。たとえば、自社や商品のブランドイメージが「信頼感」や「安全性」をアピールしたいものであれば、あまり派手な絵文字は避けたほうがベターです。

どのような絵文字を使うかを検討する際は、たとえばグローバル展開を視野に入れる場合、地域ごとの捉え方の違いをあらかじめリサーチしておくことが大切です。また、ターゲットとなる世代や市場の感性を把握し、できるだけ適した絵文字を選びましょう。

そして、適した量・配置で使うことも大切です。文章の場合、絵文字は文章の要所要所に効果的に挿入するのがポイントです。各文末に1~2個、もしくは見出しや小見出しにワンポイントで使うなど、あくまで「アクセント」に留めると読みやすさとインパクトが両立します。

広告媒体には、独自のガイドラインや審査基準があるので絵文字を使う際は注意しましょう。過度な絵文字や記号の使用を「誇大広告」とみなすリスクもあるので、広告出稿前に公式のポリシーを確認しましょう。

絵文字は感情を豊かに表現でき、視線を惹きつけるためのツールである一方、使い方を誤るとブランド価値を下げたり、ターゲット層に合わなかったりするリスクもあります。大切なのは、誰に何を伝えたいのかを明確にしたうえで、ブランドトーン・文脈、そして広告媒体のルールをしっかり意識して使うことです。

今回お伝えしたような、広告運用に必要な知識とノウハウを体系的に学べるのが弊社の養成講座です。


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株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー