こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。
今回は、広告運用において重要な「レポート作成」のポイントを紹介します。
レポートは、広告運用の成果を示す納品物です。
クライアントによる代理店の評価や意思決定に直結します。
特に予算の大きな案件では、資料に基づいた提案が求められる傾向です。
そのため、クライアントの担当者が上司に報告し、承認を得るためにも、適したレポートの提出が必須です。
組織で広告運用するにあたりオススメなのは、レポートの「ルール」と「ガイドライン」を決めることです。
レポート作成のルールに含めることができるのは次のようなことです。
- 目標の確認と前月の結果を必ず含める
- 予算と次回の打ち合わせ日を確認する
- 主張に対するエビデンスを入れる
- 良化、悪化要因を分析する
- 目標未達成の場合、理由を提供する(外部要因は最終手段)
- 上司や先輩が作った良い資料を参考にする
- 画像、図解、図形を使用し、視覚的な理解を促進
- 対象者に合わせたデザイン(例 リテラシーに応じた用語の使用、 老眼対策)
- 毎月◯営業日以内に資料を送付
ガイドラインには次のようなことを含めるとよいでしょう。
- 少なくとも1つ以上の施策提案を含める
- 新規クリエイティブ提案は2パターン以上(一例を資料に貼る)
- 状況に応じた提案(例 良好な状況では増額提案、不振時は改善施策、安定時は新製品の導入提案)
- 過去13か月の実績を含め、前月・昨対比の大きなギャップに対しては予め答えを準備
そして、レポートを作成したらチェックリストに沿って確認します。
チェックリストは次の観点で用意されるとよいでしょう。
- 正確さ
(例)誤字脱字、日本語表現、数字、書式 - 整合性
(例)月の記載ミス、ですます調の使用、数式エラー(#DIV/0! など) - 完全性
(例)用語の正確な説明、新施策の予算と期限の記載、実施した施策の網羅的報告 - 提案の有効性
(例)目標未達の場合の改善提案、施策のインパクト評価、方針の具体性
広告運用を組織的に取り組む際、このようなルールやガイドラインの設定が効果的な運用につながります。
レポートは単なる成果報告書ではなく、クライアントとのコミュニケーションツールであり、提案の窓口です。
そのため、質の高いレポート作成は、広告運用の成果を上げる上での鍵となります。
ご紹介したルールやガイドラインの一部は、弊社の社内Wikiでも公開してることです。
ルール、ガイドラインを作成する際、今回ご共有した内容をご参考いただけると嬉しいです。
弊社では、広告運用における成果を向上させる人材を育てる目的で、社内研修を実施しています。
そんな弊社の社内研修をもとに開発したのが、1月26日(金)から開始する運用型広告プレイヤー育成研修です。
明後日1月24日(水)まで早期優待価格で受講いただけます。
今回は2期ですが、1期で使用した資料(レジュメ)の一部をPDFで公開したので共有します。
【95ページ】運用型広告プレイヤー育成研修で配布したレジュメ
※2020年11月に開催した研修の資料です。
この機会にぜひ受講ください!
またメールしますね。
石川