マーケティング脳にするために取り除く3つの阻害要因

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

ヤマハ発動機が「電動アシスト自転車」の潜在需要の掘り起こしに乗り出すようです。
ヤマハ発動機、電動アシスト自転車「PAS」31年目の深化

ビジネスの持続的な成長と競争力の強化からすると、市場のニーズを捉えて、新しい顧客層を開拓する戦略が必要です。

革新と適応が重要ですが、記事のヤマハ発動機の電動アシスト自転車はその一例になります。

こうしたマーケティングの事例を学ぶことで、さまざまな戦略やアプローチを理解し、自分の知識を広げることができます。

しかし、自社のマーケティング活動に適した施策を考案するためには、単に事例を学ぶだけでは不十分です。

重要なのは、学んだ知識をもとに自分の頭で考え、戦略を構築することです。

その際、注意すべき阻害要因があります。

1.マーケティングの定石への過度な依存

定石に、すぐに使えるハウツーや事例はマーケティングで求めることの多い情報です。
求める気持ちはわかります。目先の結果を優先する場合、欲しい情報ですよね。

ただ、定石にとらわれると自分の頭で考えて取り組まなくなるので危険です。

マーケティングは、市場や業界の変化に合わせて対応する柔軟性が必要ですが、答えを求めすぎると、変化に対応するのが難しくなります。

定石といわれていることは時代遅れなこともあるので注意しましょう。

2.コントロールできない要素への固執

マーケティングでは、できないことがあります。
その代表格がマクロ環境を対象にした施策。政治や経済、環境などは我々の力ではコントロールできないことです。

広告でいうと、Cookie規制によるコンバージョン計測への影響、広告ポリシー変更による広告表示の制約などがあります。
規制や制約があるときは、その中でどうするかを考えなければなりません。できないことはできないのです。

できないことではなく、できることに目を向け、その中で何ができるのかを考えましょう。
コントロールできないことではなく、コントロールできることに集中して取り組むことが重要です。

3.思い込みや決めつけ

マーケティングに取り組むときの最大の敵とも言っていいのが思い込みです。

過去の成功体験、他者の意見、公開データなどからそれを正しいと思い込んで施策をするのはよろしくありません。

思い込みは思考停止に陥る原因。
思い込みを除外するためには、過去の悪いデータ、自社にとって都合のよくない情報とも向き合ったり、他者の意見を疑ったりすることも大事です。

複数の視点から物事を見る癖をつけましょう。

思い込みのためにできることに、事実を集める癖をつけることがあります。

誤った仮定を避けるためにも、定量と定性データ、マクロとミクロ視点の情報など、事実の収集を意識しましょう。

当然ですが、マーケティングに正解はありません。
正解はないので、ベターなやり方を追求し続けましょう。

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石川

株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー