新たな市場を切り開く「掛け合わせ」の可能性と注意点

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

先日の日経MJに、サウナに関する興味深い記事が公開されていました。
サウナ×食・音・香・美 全国1.2万軒、周辺市場に熱波

この記事では、サウナと食事、音楽、香り、美容といった異なる要素を掛け合わせることにより、消費者に「新しい体験」を提供し、市場を拡大している事例が紹介されています。
これらの掛け合わせにより、製品やサービスの需要が増加し、新たな市場が形成される可能性があるのです。

ただ、掛け合わせは注意も必要です。
注意すべきことは次の3つです。

注意1 ブランドイメージの混乱
異なる要素を掛け合わせることで、元々のブランドイメージが曖昧になるリスクがあります。
「ブランドの核となる価値」を損なわないよう、掛け合わせる要素は慎重に選びましょう。

注意2 ターゲット市場の混乱
異なる業界や製品を掛け合わせることで、ターゲット市場が不明確になることがあります。
消費者がその関連性を理解し、受け入れるまでに時間がかかることがあるため、ターゲット市場のニーズと期待を理解し、それに基づいて掛け合わせを検討することが大事です。

注意3 経営資源の分散
新しい市場を開拓するためには、多大な時間と資源が必要です。
掛け合わせることで既存の事業から資源が分散され、本来の事業の品質や効率が低下する可能性があります。

混乱を避けるためには、市場調査とセグメンテーションが重要ですが、消費者に掛け合わせの価値を教育し、理解を促進するための施策も必要です。

掛け合わせることによる利点や特徴を伝え、消費者の混乱を最小限に抑えることを目指しましょう。

掛け合わせには注意点もありますが、それぞれの分野に新しい機会を提供します。
自社のサービスについても、何ができるかをぜひ考えてみてください!

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石川

株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー