コンバージョン率やCPAの相場は参考になるのか?

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

先日の日経クロストレンドに、定量調査に関連のある記事が公開されていました。

キユーピーのD2C戦略「定量調査だけでは顧客解像度は上がらない」

定量調査により「何が起きているか」の現状把握ができても、原因となる「なぜ」や「どのように」感じているかという背景を掘り下げるのは難しいです。

数値だけを見ていても、顧客が特定の行動をとった理由や動機は分かりません。

重要なのは、定量と定性調査の役割を理解することです。

広告の管理画面に表示される数値には、費用、コンバージョン、コンバージョン単価、コンバージョン率、クリック率などありますが、これらは単なる数値に過ぎません。

これらの数値に意味を持たせ、戦略的な意思決定に役立てるのは人間の役割です。

広告運用で数値と向き合うときの思考は、こちらのページご参考ください。

【チェックリスト】広告運用で「数値」と向き合うときの基本思考

数値といえば、コンバージョン率やコンバージョン単価の相場を聞かれることがあります。

相場は、業界、市場、広告のターゲット、広告の種類、商品・サービスの価格帯など、多くの要因によって変動します。

そのため、相場はあくまで参考値として扱うべきです。

他者が主張する情報(データ)、他社の成功事例を鵜呑みにすると失敗するので注意しましょう。

事例というのは、“とある条件”のうえで成り立つものです。

事例で紹介されている解決法が、みなさんの問題・課題に対して使えるわけではないのですね。

情報を鵜呑みにせず、「自社(自分)のケースで使えるのか」を考えましょう。

コンバージョン率やコンバージョン単価の相場は、自社のマーケティング戦略を策定する際の出発点として有用かもしれません。

ただ、最終的な目標設定や評価は、自社の具体的な状況に合わせて調整する必要があります。

市場の相場や他者から得た情報は参考までにし、自社固有の状況に合わせた目標を設定し、継続的にデータを分析して戦略を調整しましょう。

今回お話しした、「数値」と向き合って広告運用する方法も体系的に学べるのが、4月8日(月)から開始する弊社の養成講座です。

3月29日(金)まで早期優待価格で提供しています。

【残り8名】検索キーワード広告で成果を出せる人材を養成する講座

この機会にぜひ受講ください!

またメールしますね。

石川

株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー