あえて厳しい条件を伝えて成果につなげるマーケティング3つの視点

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

いま採用活動において、高い給与や働きやすい環境、手厚い福利厚生などを前面に打ち出す企業が多くなっていますが、そうした中、Wall Street Journalに興味深い記事が掲載されていました。

ワークライフバランスが不要な人、採用します – WSJ

「70時間働ける人だけ来てほしい」と公言し、あえて厳しい条件を示す企業が成果を上げているという事例です。

厳しい条件をあえて掲げることで自社に合わない応募者が早期に離脱し、結果としてミスマッチを減らせる可能性があるわけですね。

この記事から、マーケティング視点で学べる3つのポイントがあります。

1つ目は、絞り込む効果により「本当に合うターゲット」だけが反応することです。

先に条件をはっきり示せば、共感しない層は最初から離れます。結果として反応するのは自社の価値観や提案に納得できる人だけとなり、広告費や営業工数の無駄を抑えられると考えます。

2つ目は、伝える内容と実際に得られる体験を一致させると信頼につながる、という点です。

たとえば、プログラミング学習サービスなら、事前に「毎週10時間の自主学習が必要」「基礎習得まで平均3カ月かかる」という感じで示しておけば、受講後に「聞いていた話と違う」という不満は起きにくくなります。提示した手順どおりに学習が進めば、受講者が途中で離脱するリスクも抑えられるでしょう。

3つ目は、まず「自社ならではの方針」を提示し、他社との違いをはっきり示すことです。

たとえば、法人向けクラウドサービスの場合、「初期設定は導入研修とセットで提供し、研修を受講しない契約は受け付けない」という方針を掲げるイメージです。評価基準を「すぐ使えるか」ではなく「使いこなせるか」に置く企業なら、このような伝え方が検討できるかもしれません。

今回お伝えした 3 つの視点。

1.条件を先に示し「本当に合う人」だけに絞る
2.伝える内容と実体験をそろえて信頼を築く
3.自社独自の方針を言語化し、他社との違いを明確にする

まずは、この3点を自社のマーケティング施策へどう落とし込めるか検討してみてください!

広告運用でもこの3点を意識することは重要ですが、ただ、マーケティング視点でのアプローチが求められるため、具体的に施策へ落とし込む際に戸惑うケースもあるでしょう。

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株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー