ランディングページ改善の第一歩は、仮説と根拠を明確にするための情報整理から

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

ランディングページ(LP)を改善しようとするとき、「デザインを変える」「キャッチコピーを練り直す」といった具体策から手をつけたくなるかもしれません。その具体策に十分な仮説や根拠がない場合、直感や思いつきに頼った施策となり、かえってコンバージョン率を下げるリスクがあります。そこで、いきなり手を動かすのではなく、まず準備しておくべきことがあるのです。

今回は、LPを改善するうえであらかじめ準備しておくべき情報をテーマにお話ししますが、まずは、「何の情報が必要か」を明確にしましょう。

LPを改善するときに見落とされがちなのが、「どんな情報を集めればいいのか」をはっきりさせることです。そこでできるのは、以下の3つの切り口で整理してみること。この方法を取ると、必要な情報がさらに分かりやすくなります。

1.市場(顧客)に関する情報
・どんな問題、課題を認識しているか
・行動するときの比較軸、意思決定基準
・日常で起こっている変化や抱えている悩み
・なぜ購入、利用してくれるのか?選択の理由は何か

2.競合に関する情報
・強みや訴求ポイント
・価格帯やサービス内容の差
・市場でどう評価されているか
・競合他社に足りない部分

3.自社に関する情報
・自社の強み
・独自の資産(人材、ノウハウ、ブランド力など)
・競合他社にないアドバンテージ
・過去に成功した事例
・どんな未来(ゴール)を顧客に提示できるか

この3要素を洗い出すことで、LPの方向性をぶらさずにすみます。

逆に言えば、こうした情報が曖昧なままデザインやコピーを変えても、顧客にとっては「何がウリなのかよく分からない」ページになりがちです。

情報を整理してからLPを考えると、「どの顧客層に、どんな価値を訴求すべきか」がはっきり見えてきます。こうした情報を踏まえて設計を進めることが、すべての基盤になるのです。実際に情報を集め、整理してみると、次のようなポイントが明確になるでしょう。

・LPの冒頭で何を強調するか
・顧客が抱きそうな不安や疑問
・競合他社と異なる軸は何か
・購買行動を後押しする訴求として何が必要か
・価格や支払い条件をどう示すか
・購入や申し込みボタンをどこに配置するか

LPのデザインやコピーを変更する前に、こうした要素を明確にしておくと、改善を進めるときに迷いが少なくなります。逆に言えば、ここを曖昧にしてしまうと、修正を何度繰り返しても“納得感のないLP”になりがちです。

LPを改善する前に情報収集をするかどうかで、成果は大きく変わってきます。そのため、今回お伝えした内容を参考に、まずは情報整理から始めてみてはいかがでしょうか。

そんなLPの改善に取り組むにあたり必要な知識とノウハウを体系的に学べるのが弊社の養成講座です。


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株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー