広告運用で成果を最大化するためのステップ

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

弊社では、運用型広告を中心とした事業を展開していますが、お客さまからよく相談されることに「広告の成果をさらに上げるにはどうすればいいか」があります。

ここで重要なのは、「どんな手順で成果を上げるか」です。そこでまず考えたいのは、今の広告で成果を最大化させることです。

よくあるのは、「Google広告で成果が出たから、次はMeta広告を・・・」のように、次のプラットフォームへの移行を考えることです。この思考は必ずしも悪くありません。ただ、ちょっと成果が出はじめたからといって、あれもこれもと手をつけるのは、失敗の兆候となりかねません。

まずは、優先順位を決め、今の広告に集中し、最大化させることを考えてみましょう。新しい媒体への投資や市場開拓に挑戦することも重要ですが、今の広告で確実に成果を出し続けることで、新しい試みによる失敗のリスクを最小限に抑えられるため、今の広告で成果を安定させることは重要です。

既存キャンペーンの成果の最大化を考えるとき、キャンペーンに設定した予算に対し、実際に使っている広告費を確認し、「使用できる広告費に余裕があるか?」「予算を使い切っているか?」を把握することが必要です。

予算を使い切っている傾向がある場合、今の広告を「絞る」方向で考えます。絞る際の観点は、広告の目的です。目的がコンバージョンであればコンバージョン見込みが高いユーザーに広告をより配信できるよう、キーワードやターゲティング設定を絞り込みます。これにより、予算内で広告をコンバージョン見込みが高いユーザーに集中して配信することが可能です。その結果、コンバージョン数の増加が期待できます。

一方、予算に対し余裕がある場合は、今の広告を「広げる」方向で施策を考えましょう。施策には、絞り込んだターゲティングを広げる、広告を追加する、部分一致キーワードを追加する、入札単価を上げるなどがあります。これらの施策を通じて、コンバージョン数の増加を目指しましょう。

既存の広告で今よりも成果が出たら、その中から新しい施策のために予算を配分できます。新しい施策で失敗しても、既存の仕組みによる成果が安定していれば安心感があります。これにより、テスト(挑戦)もよりしやすくなるでしょう。

広告運用をはじめて成果が出はじめたとき、すぐに新しい施策に取り組むのではなく、まずは「今の広告を最大化できないか?」を考えてみてください。既存の広告での成果を最大化することで、次のステップに進むための土台を築くことができます。


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株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー