こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。
運用型広告の各媒体では、新機能が随時リリースされています。新機能を導入する際、「とりあえず設定してみよう」と安易に考えてしまうと、期待した成果は得られません。
新しい機能は、それ自体が目的ではなく、広告運用の目的と目標を達成するための手段であるべきです。そこで忘れてはならないのが「マーケティングの基本」です。
たとえば、広告の目的が「資料請求やお問い合わせといったコンバージョンを増やすこと」で、CPA(1件あたりの獲得コスト)の目標が設定されている場合。この場合は、新機能を使うなら、それがCPAを改善する具体的なシナリオにつながっている必要があります。
キーワードの選定や広告文の作成も同様です。キーワードであれば、「想定するターゲットが、どのような検索行動を取るのか」を想像しなければなりません。広告文でいうと、「ターゲットの関心に沿った内容になっているか」、「ターゲットの期待に応える内容になっているか」、「現在の市場環境や世相を反映しているか」ということを考える必要があります。
新機能のリリース後は、媒体側が積極的に情報発信を行うため、接する機会も増えますが、ここで注意が必要なのは、「媒体の推奨=自社にとっての最適解」とは限らないということです。
媒体側の情報には、媒体にとって都合のよい表現や強調が含まれていることもあります。情報をそのまま鵜呑みにしてしまうと、自社の広告効果を下げるリスクすらあるのです。
情報に対しては常に批判的な視点を持ち、自社の目的・目標にとって本当に「意味のある使い方」なのかを吟味しましょう。場合によっては「使わない」という選択も戦略からすると必要な判断です。
運用型広告は、技術的には比較的シンプルに設定が可能なため、「マーケティングの視点」を意識しなくても設定自体はできてしまいます。そのため、本来必要なマーケティングの視点が抜け落ちやすくなります。
しかし、広告を出す本来の目的は広告を通じて顧客を獲得し、事業を成長させるようなことです。マーケティングの基本を踏まえないままの運用は、まるで地図を持たずに未知の土地をさまようようなもの。そのため、新しい機能を活用するかどうかも、マーケティングの視点から判断することが重要です。
機能を利用する際にはリスクもあるわけですが、そんな広告に用意された機能の活用だけではなくリスクについても解説するのが弊社の養成講座です。
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