広告の目的を「売上」にすると失敗する理由

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

2022年も早3月ですね。日経トレンディが発表した今年のヒット予測1位は「Miles」と「ANA Pocket」のアプリです。
私は、どちらのアプリも入れていますが、気がつくと2週間以上も起動してませんでした^^;
まあでも「入れるだけ」で機能するアプリなので、しばらく利用してみようと思います。

「移動」は価値になるとも言われますが、ジョイフルの公式アプリには「ウォーク」機能が搭載されているようです。
「広告は無駄金」 九州で愛されるファミレスを救った1つのアプリ

機能の目的は「ジョイフル店舗外の生活の中でも、継続的にアプリを利用してもらうため」とのこと。
「アプリで接点を持ち続けることで、顧客に想起されやすくなる」と言われています。
価値といわれる移動の行動をビジネスに取り入れてるわけです。
今後、こうした移動の活用は増えるかもしれませんね。

ジョイフルの来店頻度は、アプリの利用によって平均で3.5倍に増えたようです。
記事に「大手代理店からデジタルプロモーションの提案は受けたが、チャネルが紙からデジタルに代わるだけで中身は同じ。
使った広告宣伝費に対して成果につながらないギャップを感じていた」とあります。

チャネルが代わっても中身が同じが「広告に対する思い込みか?」「代理店からの提案がそれだったのか?」は分かりません。
ただ何にしても、広告を出す前に決めるべきことがあります。
それは、広告を出す目的をはっきり決め、目標を測る環境を整え、運用・管理することです。

目標は抽象的な場合、測ることが難しいです。
そのため、目的を特定化し、そして目標は数値にするのが基本です。
では、広告を出す目的な何のか?売上を上げること?新規顧客の増加?市場シェアの拡大か。

広告の目的を「売上を上げること」に固執すると、失敗する可能性があるので注意しましょう。
マーケティングにも達成する目標があります。広告はマーケティングの一部として取り組むので、マーケティング目標=広告目標ではありません。

たとえば、「売上を月300万円上げるために広告を出す!」のように考えることがあります。
このように「売上、売上・・・」と考え広告を出そうとすると、コンバージョンを【購入】にして広告を出すのに固執することがあるのですね。

残念ながら、目的が【購入】だと成果を出すのは厳しいこともあります。
その場合「売上の前に、広告を使って【問い合わせ】を増やせないか?」「売上の前に【資料請求】してもらえるようにしては?」のように考えたいです。
【売上の前にあること】の獲得を目的として広告を出せないかを考えるわけです。

大事なのは、マーケティング目的・目標の中で「どの部分を広告により達成したいのか?」を決めることです。
売上を促進するために広告を使うときは、これから出す広告が、売上のうち「どれくらいを担うべきか?」も考えましょう。

目標とする売上があるとき、注意したいのは広告に対する「反応」です。
広告を出して、すぐに売上にならないこともあります。
このとき知っておくべきことは、広告を出してから売上になるまでの時間です。売上目標をいつまでにあげる必要があるのか?
それにより、いつから広告を出すかが変わります。

企業のマーケティング活動の中で広告を使うとき、マーケティングの目的をまず明確にしましょう。そして広告の目的を決めます。
広告は、マーケティング目的を助けるひとつの要素。
要素は他に、商品、価格、スタッフ、立地などあります。マーケティングにより達成する売上を考えると、広告だけでなく、他の要素を改善することも考えなければなりません。

広告を使って何がしたいのか?広告の目的を決め、そして目標を決めると。
目標は具体的にしましょう。ぼんやりしていると目標を測ることができません。そのためにも、まずは広告の目的をはっきりさせることです。

広告の目的を明確にし、そして目標を決めることはマストです。
今回お話ししたような広告の目的・目標を決めるノウハウも学べるのが弊社の養成講座になります。
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石川

株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー