こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。
ランディングページ(LP)で顧客が気にする情報の一つが「料金」です。
料金表示は単に数字を出せば良いわけではなく、「どんな料金形態なのか」「顧客が本当に知りたい切り口で示せているか」「納得感を生む工夫があるか」など、さまざまなポイントがコンバージョン率に影響します。
今回は、LPに掲載する「料金」を改善する際に、押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。
1.料金形態に合わせて「わかりやすい伝え方」を選ぶ
商品やサービスの料金が「固定額」の場合は、その価格をはっきり示すことで、訪問者はすぐに「自分の予算内かどうか」を判断でき、安心感を得られます。
一方、顧客ごとに金額が変動する「オーダーメイド型」や「変動料金型」の場合は、単純に値段を提示しにくいものです。そこで、「過去の事例」や「平均的な価格帯」を示すと、訪問者は自分の場合の予算感をつかめます。
2.内訳と総額を明示して、顧客の不安を取り除く
顧客は、あとから思わぬ費用が発生するのを嫌い、最初から「全部でいくらかかるのか」を知りたいと考えます。もし「基本料金+オプション+手数料」などがあるなら、その内訳をわかりやすく整理しましょう。
「この値段で何が含まれているのか?」を明確にすれば、「後から高くなるかも・・・」という不安が消えます。
3.顧客が気にする「使い方別の料金情報」を示す
顧客は総額だけでなく、「自分の場合はどうなるのか」を知りたがります。
たとえば、定期利用するサービスなら「月額いくら」や「1回あたりいくら」といった、使い方に合った換算方法があると、「この料金で毎回、このメリットが得られるんだ」と納得しやすくなります。
4.支払い手段やプランを増やし、顧客が「自分に合う方法がある」と納得できる環境を整える
顧客は、自分の予算や支払い習慣に合った手段を選べると、「ここなら無理なく支払える」と感じ、申し込みや購入に踏み出しやすくなります。
たとえば、クレジットカードだけでなく、銀行振込、PayPay、Amazon Pay、後払い、分割払いなどを用意すれば、さまざまなライフスタイルや資金計画に対応できます。法人向けの場合、請求書払いに対応すれば社内決済フローが円滑になり、よりスムーズに導入検討を進めてもらえるでしょう。サブスク型サービスなら、「プラン変更や解約がいつでも可能」と明示することで、「試してみて合わなければやめられる」という安心感を与えられます。
このように、支払いに関する心理的ハードルを下げる仕組みを整えることを考えるわけです。
5.料金を提示するタイミングと、その理由をわかりやすく伝える
料金を「いつ、どの段階で見せるか」は、顧客の心情を考慮するうえでとても重要です。もし、自社のサービスが相場より安いなら、ページの早い段階で価格を伝えることが検討できます。
一方、相場より高い場合は、すぐに価格を示すと「高い!」と敬遠されてしまう可能性があります。そこで、まずは「なぜ高いのか」をしっかり説明するのです。付加価値を伝え、「だからこの価格でも妥当だ」と思ってもらえる土台を作ることを考えましょう。そのうえで価格を提示すれば、「この価格でも納得できる」となり、顧客は自然に受け入れやすくなります。
LPにおける料金表示は、ただ金額を並べるだけでなく、顧客の立場で「どんな情報があれば納得できるか」「どのような見せ方ならわかりやすいか」を追求することが重要です。
今回紹介した5つのポイントを踏まえ、LPを見直してみてください!料金情報を磨き上げることで、顧客が「ここなら自分の条件に合う」「正当な価格だ」と納得しやすくなり、結果としてコンバージョン率アップにつながるはずです。
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