こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。
広告運用において「検索ボリューム」は重要な指標の一つですが、多ければ必ず良いというわけではありません。「検索ボリュームが少ないけれど、広告を出して効果があるの?」という悩みはよく耳にしますが、実は、検索ボリュームが少なくても成果を出せるキーワードは存在します。
重要なのは、「なぜ検索ボリュームが少ないのか」を理解し、「検索意図」と「キーワード選定や出稿方法」をしっかり結びつけることです。
以下が検索ボリュームを評価するときのポイントです。
データの出所を確認する
検索ボリュームのデータは、どのツールを使うかによって異なります。そのため、データがどこから提供されているのか、出所を確認するようにしましょう。検索ボリュームを調べるときによく使われるツールはキーワードプランナーですが、提供される数値はあくまで推定値であることを理解して利用することも大事です。
検索ボリュームが少ないことで悲観する必要はない
検索ボリュームが少なくても、購買意欲が高いキーワードであればコンバージョン率が高いケースがあります。また、検索ボリュームが少なくても、1件のコンバージョンで大きな売上につながるようなこともあります。
獲得目標から逆算する
必要なコンバージョン数をまず設定し、そこから必要なクリック数や検索数を逆算して判断しましょう。目的から考えると「少ない」と感じていたキーワードが実は適しているケースもあります。
関連キーワードもチェック
一つのキーワードだけでなく、周辺の関連キーワードも調査しましょう。組み合わせることで実際の広告表示回数は想定以上に増加することもあります。
地域やデバイス特性を理解する
地域限定ビジネスの場合、全国的な検索ボリュームだけでは正確な判断ができないことがあります。そのため、地域別の検索ボリュームやデバイスごとの検索傾向(PC、スマホ)にも注目しましょう。
Yahoo!広告を併用するならYahoo!検索も調査
Yahoo!広告も併用する場合、Google広告で検索ボリュームが少ないキーワードであっても、Yahoo!での検索ボリュームを加味すると十分な成果を見込めることがあります。
競合性や入札単価にも着目
検索ボリュームが多いキーワードは競争が激しく、入札価格が高騰して費用対効果が悪化することがあります。そのため、競争が比較的少ないキーワードを活用することも有効です。
検索意図の推測が成否を分ける
検索ボリュームだけで判断せず、ユーザーが検索している理由(検索意図)を正しく捉えることが重要です。検索ボリュームが少なくても、ユーザーのニーズに合致したキーワードであれば、効果的にコンバージョンにつなげることができます。
トレンドと季節性の理解
Googleトレンドでキーワードの検索需要がどのように変化しているかを確認しましょう。特に季節によって検索数が大きく変動するキーワードは、需要が高まるタイミングを見極めて広告を出稿することで、より良い成果を得られます。
検索ボリュームが少ないキーワードでも、ユーザーの検索意図や特性に合わせて広告を工夫することで、着実に成果を積み重ねることができます。表面的な数値だけにとらわれず、今回ご紹介したポイントを参考にキーワード選定を行い、効果的な広告運用に取り組んでみてください!
今回お伝えした検索ボリュームの課題をはじめ、検索広告の課題を解決するために必要な知識やノウハウを体系的に学べるのが、4月7日(月)から始まる弊社の養成講座です。
600社以上が入会したキーワードマーケティング研究会。マーケティングや広告運用について個別に相談できます。
実用的なマーケティングの知識とノウハウも提供しています。
Zoom相談、動画視聴、ニュースレター購読を無料体験できます。