こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。
検索広告の施策をするにあたり考慮したいデータの一つが「検索ボリューム」です。
これは、あるキーワードがどれだけ検索されているかを示す数値で、広告運用における需要の目安になります。
ただ、検索ボリュームが大きいキーワードを選べばよいというわけではありません。重要なのは、目標とする成果(コンバージョン数)を達成するために十分なボリュームがあり、それが自社の商品やサービスに適しているかどうかを見極めることです。
検索ボリュームと目標コンバージョンの関係ですが、たとえば、月間目標コンバージョン数を100回と設定した場合を考えます。もし、広告を出したいと考えるキーワードの検索ボリュームが月に100回しかない場合、すべての検索で広告が表示され、さらにその全てがクリック・コンバージョンに至らない限り目標達成は不可能です。このように、検索ボリュームが目標と合致しているかを確認することが、適したキーワード選定の第一歩となります。
目標とするコンバージョン数が月に30回、広告を出したいキーワードの検索ボリュームが10万回の場合を考えてみましょう。この場合、クリック率3%、コンバージョン率1%以上を達成すれば目標をクリアできます。検索ボリュームが大きければ、それだけクリックやコンバージョンを得られるチャンスが増えるのです。その結果、目標達成が現実的に見込めるようになります。
一方で、選んだキーワードの検索ボリュームが少ない場合でも悲観する必要はありません。この場合は、以下のような対応策があります。
キーワードの拡張
検索ボリュームが少ない場合、関連する他のキーワードを見つけることで補完できます。関連キーワードを加えることで、広告の表示機会を増やすことが可能です。
マッチタイプの調整
マッチタイプを適切に設定することで、広告が表示される機会を増やすことができます。
複数媒体の活用
広告を出す媒体を追加することで、検索ボリュームの不足を補うことが可能です。
検索ボリュームは重要な指標ですが、単に「大きいか小さいか」だけで判断してはいけません。選んだキーワードが、目標を達成するために必要な検索ボリュームを持っているかを確認しましょう。
そして、キーワードの質を考慮することも大事で、検索ボリュームが大きくても、ターゲットユーザーと関係の薄いキーワードでは、コンバージョンに結びつきません。ユーザーの意図を考慮したキーワード選定が重要です。
それから、季節性やトレンドを確認することも大切です。特定のキーワードの検索ボリュームは、季節や社会的な動きによって大きく変動することがあります。過去のデータを活用し、適したタイミングでの施策を行うことで成果に結びつけることができるわけです。
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