万博のピクトグラムに学ぶ広告運用の3原則

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

先日の日経新聞に、公共の場で使われる「ピクトグラム」に関する記事が掲載されていました。

〈万博万景〉ピクトグラムが映す今 – 日本経済新聞

会場内には約50種類のピクトグラムが設置されており、祈祷室や休憩室、アレルギー表示を行うフードピクトなど多様な用途をカバーしていますが、これらの統一的なデザインは1970年の大阪万博で確立されたとされています。

また、社会の変化にあわせてピクトグラム自体も進化してきました。記事で紹介されているのは、固定電話のマークが姿を消し、代わりにWi-Fiの貸出しを示す表示が登場したことです。両替所のピクトグラムにはユーロ記号が加わるなど、時代に応じて新しい要素が組み込まれています。

ピクトグラムは、言語や文化が異なる人にも瞬時に意味を届けるための“設計が凝縮された存在”です。

重要なのは「一目でわかる」ことそのものではなく、見る人が「自分に関係がある」と即座に判断できる手掛かりを最短距離で与えることです。祈祷室の場所、刺激を避けて休める部屋、口にできない食材など、“誰が・いつ・どこで・何を判断するか”が、記号の形・色・配置に落とし込まれています。

さらに時代に合わせて、必要な記号は追加され、役目を終えた記号は退場していきます。

この「誰にどんな手掛かりをどう与えるか」という設計と、その設計を環境の変化に合わせて更新し続ける姿勢の両方は、広告運用においても重要な原則だと考えます。

ピクトグラムに学ぶ広告運用で大事なポイントは次の3つです。

(1)わかりやすさは反応の前提条件

広告は数秒で判断されるものです。難解な表現は見られないままスルーされてしまいます。そのため、集客したい人の誰が見ても意味が伝わる「わかりやすさ」を土台にすることが欠かせません。

(2)反応を生むのは“自分ごと化”できるかどうか

わかりやすさがあっても、ユーザーが実際に行動するのは自分のニーズ・欲求・背景に合致していると感じたときです。単に「理解できる」だけでは弱く、「これは自分に関係がある」と直感させる表現が成果を決めます。

(3)多様性配慮は信頼を守るために必須

広告は、集客したい人(ターゲット)だけでなく、それ以外の人の目にも触れます。だからこそ、「文化や宗教、価値観などに配慮する」「ターゲット外が見ても不快に感じない表現にする」ことが欠かせません。これは不要な反発を防ぎ、ブランドへの信頼を積み上げる土台にもなることです。

ピクトグラムは単なる記号ではなく、「誰に・何を・どう伝えるか」を考え抜いた設計の結晶ですが、その設計を時代や社会の変化に応じて更新し続けてきました。

これは広告でもまったく同じです。わかりやすさを前提に、ユーザーにとっての“自分ごと化”を設計し、さらに多様性に配慮して更新し続けると。この3つを揃えることで、成果と信頼を両立させる広告運用が可能になると考えます。

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株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー