エスカレーター広告に学ぶコンバージョン改善の仕掛け

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

先日の日経新聞に、三菱地所が新丸ビルで始めた「エスカレーターの手すり広告」に関する記事がありました。

エスカレーター「歩かず2列」定着へ 三菱地所、秘策は手すり広告 – 日本経済新聞

利用者の視線を手すりに集めて立ち止まらせ、危険な片側歩行を防ぐと同時に、広告の収益モデルにもつなげる取り組みです。

この記事は一見すると街づくりや安全対策の話ですが、広告運用にも応用できる学びがあります。

広告運用で学べるのは次の3つのことです。

1. 行動は「呼びかけ」ではなく「仕掛け」で変わる

エスカレーターで「歩かないでください」と呼びかけても、人はなかなか立ち止まりません。だからこそ、手すりに広告をつけて「自然に目を止める仕掛け」を作ったわけです。

広告運用でも同じで、コンバージョンが資料請求なら、ただページに「資料請求はこちら」とボタンを置くだけでは、なかなか行動してもらえないことがあります。

そこで有効なのが、資料請求をすると何が得られるのかを具体的に示すことです。

(例)導入事例30社をまとめた資料をご請求いただけます。

こうした「仕掛け」を入れることで、コンバージョン(例でいうと資料請求)までの心理的ハードルを下げ、自然に行動につながりやすくなります。

2. ユーザーに情報を見てもらう時間を確保するとコンバージョンにつながる

エスカレーターの手すり広告は、立ち止まっている約25秒間、利用者の視線を集められる仕組みです。

広告運用でも、ユーザーが必要な情報をしっかり見る時間を確保できるかが重要です。たとえば、ランディングページでユーザーがコンバージョンを判断するうえで重要な情報(例:メリットや根拠、申し込みの詳細など)を探さないと見つからない場所に置いてしまうと、途中で離脱してしまいます。

これらを滞在中に自然と目に入る位置に配置すれば、コンバージョンにつながる可能性が高まるわけです。

3. 常識を逆手にとると行動が変わる

エスカレーターでいうと、「片側空けが常識」という社会的な習慣を逆手に取り、あえて2列立ちを促しました。

広告運用でも同じで、ユーザーが「当たり前だ」と思い込んでいることを崩すと行動が促進されやすくなります。

たとえば、「導入には時間がかかるもの」と思われがちなサービスを「最短1週間で利用開始」と提示すると。こうした“先入観の逆転”は、クリックやコンバージョンの強い動機につながります。

エスカレーター手すり広告の事例から学べるのは、広告は「伝えるだけでなく、行動を変える仕掛けを組み込むことも大切」という点です。

呼びかけや啓発だけでは人はなかなか動きにくいものです。仕掛けによって自然に立ち止まりやすくなり、情報を見る時間が増え、常識を覆す訴求が一歩踏み出す後押しになりやすくなります。

これは、日々の広告運用でコンバージョンを伸ばすために意識しておきたい重要な視点のひとつだと考えます。

仕掛けについて広告でできることはさまざまですが、そうした広告のアカウント構築と運用に必要な知識とノウハウを体系的に学べるのが、弊社の養成講座です。最新版のディスプレイ広告講座は、10月6日(月)から開講いたします。

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株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー