こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。
ランディングページ(LP)のコンバージョン率を改善しようとする際には、「必ず失敗するパターン」が存在します。それは、「自分(自社)の考え」ばかりに固執して顧客目線を忘れてしまうことです。いくら自社の商品やサービスに自信があっても、自分側の理屈ばかりで説明していては、顧客から魅力的に見えない場合が多々あります。
ランディングページの改善でよく陥る問題は、自社のプロダクトやブランドを過信し、「これだけ良いのだから伝わるはずだ」と考えてしまうことです。ですが、残念ながら顧客は自社の商品について詳しくないこともよくあります。顧客は何かしらの課題やニーズを抱えており、それを効率よく解決してくれる「選択肢」を探していますが、その選択肢があなたの商品とは限らないのです。
自分目線が強いと、「うちの商品は優れているから大丈夫」「この機能は最高だからきっと響く」といった推測に頼りがちになります。結果として、顧客に求められていない情報を強調したり、肝心の購入決断に必要な要素を後回しにしてしまい、コンバージョン率が伸び悩むケースが多発してしまうのです。
自分側の思い込みを排し、顧客が何を求めているかを把握するためには、顧客の声と向き合わなければなりません。施策を行う際は、改善ごとに“なぜ?”を問う必要がありますが、LPを変更するときは「なぜ、そうするのか?」を自問自答してください。
施策をする際は、いきなり細かなテクニック(特定の決済方法を導入する、ボタンの色を変えるなど)に飛びつくのは避けましょう。これらは顧客目線があってこそ有効になる手段です。“自分がやりたい施策”ではなく“顧客が求める施策”を展開しなければなりません。
自分目線を排するには、実際に顧客の行動を計測し、そのデータをもとに見直しを続けることが有効です。仮説を立て、LP改善を実行し、その結果を分析すると。このPDCAサイクルを回す過程で、「これは顧客にとって効果的ではないな」と気づくことができるでしょう。その気づきを次の改善に反映していけば、自我に偏った判断から徐々に脱却できるはずです。
コンバージョン率を改善したいなら、“自我”を捨てることが先決です。自分目線から脱し、顧客が本当に求めている情報や解決策を、理論的な根拠とデータ分析に基づいた方法で提示することで、はじめて成果につながります。
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