広告運用でよくある8つの判断ミスとその対策

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

先日、KPIに関するブログ記事を公開しました。

10年教えてわかった、経営に役立つKPI設定とKPIマネジメント方法

適したKPIを設定することは、広告運用の評価基準を明確にし、誤った判断ミスを減らすための重要な要素です。KPIがなければ、評価の基準が曖昧になり、結果として誤った判断が発生しやすくなるのです。

広告運用を行う際に、多くの方が陥りがちな誤った判断があります。実際には「悪くない」状況であっても、誤って「悪い」と判断してしまうことがよくあるのですね。

コンバージョンを目的に広告を出す際に、よくある判断ミスは次のようなことです。

1.事実を確認せずに「悪い」と判断
広告の結果をしっかりと確認せずに「悪い」と判断してしまうことは、非常に多い誤りです。

2.理由なく「悪い」と判断
明確な理由もないのに、直感だけで「悪い」と決めつけてしまうこともあります。

3.比較対象があいまい
「悪い」と判断する際の比較対象が不明確な場合、正しい判断ができません。

4.誤った比較
例えば、検索広告とディスプレイ広告のコンバージョン率を比較するなど、異なる条件での比較は誤解を招きます。

5.クリック数が少ない
十分なデータがない状況での判断も誤りを招きます。

6.短期間の結果だけを見て判断
広告の設定を変更した後に、例えば、たった1日の結果だけを見て判断するのは、早計であることが多いです。

7.優先順位の低い指標を重視
広告の目的に対して優先順位の低い指標を見て判断することも避けるべきです。

8.細部のみを見て判断
全体の結果を把握せず、細部の結果だけを見て判断するのは誤りです。

広告の分析では、まず全体を把握し、その後に細部を見ることが基本です。これにより、重要な「漏れ」を防ぐことができます。また、比較対象が明確であることが大切です。例えば、「先月」、「前年」など、具体的な期間の結果と比較することが有効です。

比較対象の基本は「目標」です。広告運用の「目標CPA(または目標コンバージョン数)」を設定し、その目標と実際の結果を比較することが重要です。これにより、何が「悪い」のかを正確に判断できます。

広告配信の結果が「悪い」と感じたときは、今回の内容を参考に、誤った判断がないかを確認してみてください!「悪い」と思っていたものが、実は「悪くない」ことも多いのです。


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株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー