こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。
広告運用で成果を上げるためには、「目的」を明確に持つことが不可欠です。
しかし、運用を進める中で陥りやすいのが、気付かぬうちに手段が目的化してしまうことです。特に、現場で数値目標を過剰に意識すると、本来の目的が曖昧になりがちです。
例えば、「コンバージョン獲得」が目的であるにもかかわらず、「クリック単価の削減」や「インプレッションシェアの増加」ばかりを追い求めてしまうと、手段に振り回されて本当の目的を見失ってしまう恐れがあります。
では、どうすれば手段と目的を明確に整理できるでしょうか?
まずは、マーケティングの基本に立ち戻りましょう。「広告を出す本来の目的は何か?」を問い直します。次に、その目的達成に適した手段を考えることが重要です。
具体的には、以下の4つのポイントで整理すると、目的と手段の混同を防ぎ、成果に直結した運用が可能になります。
1.目的と目標を明確にする
広告運用の前に必ず目的と目標を明確化しましょう。たとえば、目的が「コンバージョンの獲得」であれば、「目標CPA」や「目標コンバージョン数」など具体的な目標数値を設定することで、最優先すべき指標や手段が自然に明確になります。
2.指標が増えすぎないように注意する
CPA(コンバージョン単価)やクリック単価、クリック率など指標が増えすぎると、それぞれの指標ごとに手段を考える必要が生じ、本来の目的がぼやけてしまいます。重要な指標は1~2つに絞り込むと、目的が明確になり、効果的な運用がしやすくなります。
3.制約を整理し、手段の優先順位をつける
予算や時間、クライアントからの要望など、現実的な制約を洗い出し、どの手段を優先し、どの手段をあきらめるかを判断する必要があります。制約が多い場合ほど、優先順位を明確にすることが重要です。
4.数値を目的と関連付けて確認する習慣をつける
数値が思うように改善しない場合は、その数値を追うことが目的達成に本当に必要なのかを見直しましょう。数値そのものを良くすることにこだわりすぎず、その数値が実際の成果につながっているかどうかを確認することが大切です。
目的と手段をしっかり整理し、「何のために広告を運用するのか」を常に意識できれば、無駄な施策が減り、本当に必要な行動に集中できます。日頃から目的に立ち返る習慣を持つことで、目的に沿った成果を出す広告運用が実現できるのです。
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