こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。
運用型広告で成果を上げるためには、問題解決のプロセスが欠かせません。このプロセスを一言で表すと、「現状を把握して問題を特定し、原因を見極め、解決に向けた打つ手を考え実行すること」です。
問題解決の取り組みですが、具体的には次の5つのステップで進めていきます。
1.現状の把握
広告を出した結果について、全体の状況を把握します。
2.問題の特定
パフォーマンスに影響を与えている課題を洗い出します。
3.原因の分析
課題の原因がどこにあるのかを突き止めます。
4.解決策の立案
解決に向けた具体的なアクションプラン(施策)を考えます。
5.実行と改善
実行したアクションの結果を見て改善を続けます。
現状把握で重要なのは、「部分」に目を奪われず、まずは「全体」から状況を確認することです。たとえば、広告管理画面ではキーワードや広告文といった細部に注目しがちですが、最初に確認すべきはアカウント全体のパフォーマンスです。
アカウント全体の状況を把握したうえで、問題がどこに潜んでいるのかを見極めると、次のステップがスムーズに進みます。全体像を見た後で細部に目を向けることで、的確な判断がしやすくなるのです。
解決策の実行では「効果」と「スピード」が鍵です。
解決に向けたアクションを検討する際には、以下の2点を意識しましょう。
効果の大きさ
問題を解決するアクションがどれだけのインパクトをもたらすかを評価します。
スピードの速さ
どれだけ迅速に実行し、結果を確認できるかも重要。問題が発生したら、早期に発見し、解決することが成功の鍵です。
アクションの優先順位を誤ると、効果が薄い施策にリソースを費やしてしまう可能性があります。解決策を実行する前に「メリット」と「デメリット」を整理し、実行可能な範囲で効果的だと考えるアクションを選びましょう。
運用型広告では、特定の媒体に限らず、多くの広告主が直面する「よくある課題」が存在します。課題には「クリックは多いがコンバージョンに繋がらない」、「広告費が高騰し、CPAが上昇している」などありますが、これらの課題に対処するには、媒体を問わず適用できる「問題解決と分析」のノウハウを身につけることが必要です。
運用型広告で成果を上げるためには、現状を把握し、課題に即した解決策を考える力が求められます。そして、それを実行に移し、結果を分析し続けることで、広告運用は一層効果的になることが期待できるでしょう。
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