広告が悪いと感じたときに見直したい3つの視点

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

「広告が悪い気がして・・・」
このような相談をよくいただきますが、実際に見てみると「悪いとは言えないですね」、「問題はそこまで深刻ではないですよ」とお伝えするケースも少なくありません。

「広告が悪い」と感じるのは、実は思い込みや誤解による判断であることがよくあるのです。

よく見かける「悪い」と判断されがちな誤解について、3つのポイントから説明します。

1.正しい比較をしていないことが原因で「悪い」と感じている
広告の評価は、何かと比較することではじめて正確に判断できます。基本的な比較対象は「目標」です。目標が設定されていない場合、広告の結果を見ても良し悪しの判断がつかないことが多いです。そのため、広告を出す前には必ず目標を設定し、比較できる基準を作ることが重要です。

2.目的に適さない数値を見て「悪い」と判断している
広告のクリック率や平均クリック単価、インプレッションシェア、品質スコアなどを見て「悪い」と感じる場合がありますが、広告を出す目的が異なると、これらの指標が必ずしも重要とは限りません。広告の目的や目標に対して結果が良ければ、クリック率が低かったり、クリック単価が高かったりしても問題ないことも多いです。

3.少ないデータで「悪い」と結論づけてしまう
コンバージョンが得られなかったとしても、クリック数が10回や20回と少ない状態で「悪い」と判断するのは早計です。データが十分でない状態での判断は誤解を生み、必要のない変更を加える原因になります。ある程度のデータが集まるまで、焦らずに様子を見ることも重要です。

「思い込みが論理的判断の障害になる」と言われます。広告運用では、客観的な視点で結果を分析し、不要な先入観にとらわれないことが大切です。

これらのポイントを常に意識して運用することで、より確かな判断ができるようになります。


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株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー