2025年の売上増を狙う広告戦略と準備の5つのポイント

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

2024年も年の瀬となり、もうすぐ2025年。「2025年にどう売上を伸ばすか」「新規客をどう獲得しようか」と頭を悩ませている方もいることでしょう。

そこで今回は、広告で売上を伸ばす際に意識したい5つのポイントついて、整理してお伝えします。

1. 売上アップを目指すなら“成約”まで意識する

広告の効果指標として、資料請求や問い合わせなどのコンバージョンを重視するケースは多いです。ですが、そこから実際の成約(購買や契約)に結びついてこそ、売上アップを実感できます。

「コンバージョンは増えたのに、なぜか売上は伸びていない・・・」というお悩みは、コンバージョンの先の動線が弱い(あるいは把握していない)ことが一因です。最終的な成約・購買を見据えた広告設計こそが、真の売上アップにつながります。

2. 売上アップを考えるときに欠かせない2要素「自社」と「市場」を理解

施策を考えるときは「自社」と「市場」の2要素を押さえておくと抜け漏れが減ります。自社は内部要素ですが、自社が持っている事業、商品・サービス・店舗などに注目して「どこを伸ばせるか?」を考えます。市場は外部要素です。ターゲットのニーズや競合状況など、外部環境を見ながら「どうやって広告でアプローチするか?」を考えます。

3. 2要素を具体化するための「5つの対象」を知る

「自社」と「市場」をさらに細分化しましょう。以下の5つの対象をチェックすることで、「どこをどう伸ばすか?」がグッとクリアになります。

(1)事業
複数の事業をお持ちなら、「広告投資していない事業はないか?」「もっと伸ばしたい事業はどれか?」を検討します。

(2)商品・サービス
売れ筋の商品だけでなく、まだ打ち出すことで成果を伸ばせそうな商品やサービスはないか、需要やトレンドを踏まえて検討してみましょう。

(3)店舗
店舗ごとに売上の傾向は異なるかもしれません。店舗独自の広告を打つことで、新しい顧客層を取り込める可能性があります。

(4)ターゲット
性別・年代・地域・行動特性など、いま狙っているターゲットの他にもアプローチできる層がいないか、検討してみましょう。

(5)ニーズ・欲求
ターゲットが解決したい課題は何か、欲しいモノは何かを明確にし、そのニーズに合わせたアプローチや訴求を調整することが効果的です。

4. 新規×既存、両面を攻めて“売上の総量”を高める

新規客ばかりを意識すると、既存顧客への広告施策が後回しになりがちです。しかし、既存顧客への再アプローチも広告で十分に行えます。たとえば、新商品のキャンペーンやアップセル・クロスセルの告知、季節限定企画やイベントの案内など、さまざまな施策を展開できます。2025年は消費マインドの変化が予想されるため、新規客の獲得と既存顧客の掘り起こしを並行して進めることで、売上全体の底上げを狙いやすくなるでしょう。

5. “今”やっておくべきことは「現状把握と優先順位付け」

言うまでもなく、リソースには限りがあります。まずは現状の広告効果や売上データを把握し、「どこがいちばん伸ばせそうか?」を見極めましょう。事業・商品別の売上・利益や店舗別の客数・客単価、ターゲット別の反応(コンバージョン数・成約率)などを整理してみると、「すでに好調なところをさらに伸ばす」「まだ広告を打っていないところを開拓する」など、優先順位を決めやすくなります。

売上アップを目指すには「成約」をしっかり意識することが不可欠です。

そして、「自社」と「市場」という二つの要素を踏まえ、事業・商品・サービス・店舗・ターゲット・ニーズをチェックしながら新規と既存の両面で施策を検討すれば、広告戦略に抜け漏れがなくなります。

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株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー