他者の言う目標に惑わされない!自社に合った数値設定と判断基準

こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。

「CPAはどれくらいが妥当なのか?」 
「広告費はいくらが適正か?」
 「コンバージョン率やクリック率は、何%が基準か?」

こういった疑問に一見答えがあるように見えても、実際には「適した数値」というのは自社の状況によって変わります。

たとえば、目標とするCPAは、商品単価や収益性から逆算して設定するのが基本です。1万円のセミナーを販売する企業と、20万円のセミナーを販売する企業では、当然ながら適正なCPAは異なります。

このように、自社に合った基準で数値(目標)を設定することが重要で、他の人がいう基準をそのまま取り入れてしまうと、かえって成果を損なうリスクがあるのです。

また、コンバージョン率にしても同様です。「コンバージョンを何と定義するか?」が影響します。

たとえば、旅行会社Aが「資料請求」をコンバージョンと定義する一方、旅行会社Bが「予約」をコンバージョンとしている場合、資料請求の方が自然とコンバージョン率が高くなる傾向です。そのため、「旅行業の適正コンバージョン率は2%」という数値が、すべてのケースに適用できるとは限りません。

クリック率や平均クリック単価も同様で、他者が言う数値はあくまで参考程度に留め、自社の状況を理解したうえで目標設定を行うことが大切です。

改善の指針とすべきは、他者の指標ではなく「自社の目標」と、過去のデータ(前年や前月との比較)です。これにより、現状を踏まえた具体的な改善の方向性が見えてきやすくなります。自社の目標に合わせた適したアプローチや調整を進めることで、目指す成果に近づくことが可能になるわけです。

広告運用の判断には、他者の数値を鵜呑みにせず、自社の状況に即した目標を立て、現状と比較する視点を持ちましょう。


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株式会社キーワードマーケティング 執行役員/インハウス支援室 室長/マーケティング支援/現役のマーケター&広告運用プレイヤー