こんにちは!
キーワードマーケティングの石川です。
広告運用を始めるとき、管理画面にログインしたあと「何から手をつけるべきか」と悩むことはないでしょうか?広告で成果を出すためには、最初の一歩がとても重要です。
今回は、広告運用においてどの媒体でも共通する普遍的な方法を紹介しますが、それは次の3つのステップです。
ステップ1:最優先で確認すべき3つの数値
広告運用では、「目的」に応じて真っ先に確認すべき指標を絞り込むことが重要です。コンバージョンが目的の場合、まずチェックすべきは「広告費」「コンバージョン数」「CPA(1件あたりの獲得コスト)」の3つです。これらの数値が目標に対して適切かどうかを判断することで、どこに注力するべきかが見えてきます。
他の指標(インプレッション数やクリック率など)も重要ですが、それらは補完的なものです。
まずは、重要な数値を確認し、その後に優先順位をつけて分析を進めましょう。
ステップ2:大きな視点から始める。管理画面での確認の順番
管理画面で分析する際、確認する順番が重要です。
大きな視点から小さな視点へと進むことで、見落としや漏れを防ぎ、広告運用の改善を効率的に進めることができます。
(例)
1.キャンペーンレベルでの全体的な状況を確認
2.広告グループレベルでのパフォーマンスを分析
3.キーワードや広告ごとの詳細レベルで改善点を探す
まずは、問題のあるキャンペーンを特定し、その中で問題のある広告グループを見つけましょう。次に、その広告グループに含まれるキーワードや広告を確認し、改善点を探るステップです。
このような順番で確認することで、全体の流れを把握した上で具体的な施策を立てることができ、結果として効率的な改善が可能となります。無駄な手間を省き、効果的なポイントに集中して対策を講じることができるわけです。
ステップ3:分析時には要素を分けて考える
分析する際に重要なのは、数値を構成する要素を分解して考えることです。
たとえば、「CPAが高い場合」には、その数値だけを見ていても原因はわかりません。CPAは「平均クリック単価 ÷ コンバージョン率」で計算されるため、改善するには平均クリック単価とコンバージョン率の両方を確認し、それぞれに対して、「平均クリック単価を下げる」か「コンバージョン率を上げる」ための施策を検討することが求められます。
また、広告費が高くなる原因も「クリック数」と「平均クリック単価」の2つに分けて考えることが重要です。
このように、要素を分解して深く掘り下げることで、問題点を正確に特定し、効果的な改善策を見つけることができます。
広告運用で成果を出し、効果を高めるためには、「最優先で確認するべき数値」「分析する順番」「数値を分けて考えること」の3つを理解することが重要です。今回ご紹介したステップを実践し、より効率的な広告運用を目指しましょう!
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