成果を倍増させる鍵は「見えないデータ」にもあることも!?
こんにちは!
キーワードマーケティング研究所の石川です。
広島カープが25年ぶりにリーグ優勝しましたね。
私は3年ぶりぐらいに、プロ野球の試合を最初から最後まで、
テレビで観戦しました。
なんと、広島地区では、
平均視聴率が広島地区で歴代2位の60.3%だったようです。
関東地区でも16.8%の高視聴率。
きっと、私のような、
「なんちゃってカープ男子」も注目していたのでしょうね。
リーグ優勝を達成したカープに、いま注目されているのは、
MVP(最優秀選手)の行方です。
今回は、優勝に貢献した良い数字を残している選手が多く、
MVP争いは大混戦と言われていますね。
ただ、個人的には、MVPはぜひ、
黒田選手に送ってほしいと思っています。
黒田選手は、大リーグの年俸20億円を蹴って、
古巣の広島カープへ戻ってきた投手ですが、
今季に残した結果(勝利数、防御率など)は、
数字だけを見るとMVPに値するとは言えないかもしれません。
ただ、黒田選手は、チームの「精神的な支え」として、
とてつもなく大きな存在だったと思うのです。
カープの緒方監督も、そのように言われていました。
黒田選手の存在なくして、
広島カープの優勝はなかったかもしれません。
このように、数字にはあらわれない、
「見えないデータを評価すること」は、
リスティング広告においても大事なのです。
今回は、そんな中から、
一つのノウハウをシェアしますね。
Googleアドワーズの管理画面にログインすると、
「コンバージョンの発生したキーワード」がわかります。
例えば、山田さんが、
「ダイエットに効果のありそうなモノが欲しいな」と思い、
【ダイエット器具】と検索した後、
広告をクリックしてコンバージョン(購入)したとします。
この場合、コンバージョンは、
【ダイエット器具】のキーワードにつきます。
ただ、実は、
直接コンバージョンしていないキーワードの中にも、
・コンバージョンにつながるきっかけを作ったキーワード
・コンバージョンをアシストしたキーワード
らがあるのです。
ダイエット器具は続かなかった山田さんが、次に、
【ダイエット食品】→【ダイエットサプリ】の順に検索し、
コンバージョンしたとします。
※以下の話は、それぞれのキーワード検索で表示された広告を、
クリックしている前提とします。
この場合、
コンバージョンがつくキーワードは、最後に検索した、
【ダイエットサプリ】です。
ただ、コンバージョンしたきかっけを作ったのは、
【ダイエット食品】のキーワードですよね。
ですので、
【ダイエット食品】のキーワードに広告を出していないと、
このコンバージョンは生まれなかったかもしれないのです。
そのため、
【ダイエット食品】のキーワードも、
良い評価をしてあげることが大事なのですね。
この、コンバージョンまでに発生した、
【ダイエット食品】→【ダイエットサプリ】のような、
広告をクリックした経路は、
Googleアドワーズの「アトリビューション」機能で確認できます。
※下記のURLを参考。
→ コンバージョンまでのクリック経路を確認する方法
アトリビューション機能を使うと、
「コンバージョンにアシストしたキーワード」
を確認できるのです。
その他にも「見えない(見えにくい)データ」はありますが、
「デバイスをまたいだコンバージョンのデータ」もその一つです。
例えば、
スマホで検索して広告をクリックした後、
みなさんホームページへ訪れ、その後日、
PCで検索し再訪問してコンバージョンしたとき。
この場合のコンバージョンは、
「スマホの検索があったからこそ生まれた」とも言えるので、
スマホに出した広告も評価をしたいわけです。
Googleアドワーズは、このような、
「測定しにくいコンバージョン」を評価する仕組み作りに、
投資されています。
先日のメルマガでお話した、
「コンバージョンに至ったクリックの廃止」は、
そんな動きの一つです。
※参考
→ Google AdWordsでコンバージョン測定できなくなる!?突然の変更とその対処法
このような「見えないデータ」を集めて、分析し、
リスティング広告の改善に活かすことはとても大事です。
特に、管理画面につくコンバージョンが少ないビジネス、
電話がよく鳴るビジネスの場合は必須です。
アトリビューションを確認することは、
そんな中の、ほんの一部の作業。
それ以上にも、
集めるべきデータは色々あります。
その他の、
「管理画面では見えないデータ」の収集・分析については、
今後も、メルマガ等でシェアしていく予定です。
またメールしますね!